施工事例

 

旧家の階段板を花台にリニューアル。
2014年4月25日

今年、早々にご来店くださったお客様が
春に家を建て直すとのこと。
それで今ある材の一部を、何か形を変え記念に残したいというご相談をいただきました。

その候補が階段の板。画像を送っていただきますと
曲がり階段部分の板が使えそうではないかとなりました。
スツールくらいの大きさにはなりそうかもと。

とはいえこれから家を建てる費用が大きいので、ここに予算もそれほどかけれない。それでも

家族のみなさんの生活の一部として使い思い入れのあるもの。なにもせずに解体してしまえば
ただの廃材になってしまいますが
なんとかまだ流用して蘇ることができそうだと思いましたら
サービス価格で引き受けてみようという気持ちになりました。

そして解体となり
階段で使用していたその板をお店にお持ちいただきました。

松材の傷や経年の色味がいい具合に時を刻んだと
語りかけているようでした。

大掛かりに加工を加えるまでは望んでいないのもあり
お店でできる範囲のなかでの製作です。
こうしたら形が活かせて書棚に・・いやシンプルのがいいかなあなどなど
二人で板としばらくにらめっこしたあと
結局、直にカットしてちょっとした花台にすることにしました。

表は使用面だけに色もあせて傷もあちこち、かたや裏面は
松の白木がすこし変色した程度、全部削りなおして
きれいにという話もでましたが
直にカットしてしまうだけに階段の印象がなくなってしまうので
表面の傷と色はそのままにしましょう。そしてあえて
裏面とのツートンの花台にしてみましょうとなりました。

直にカットだけにすんなり作業も進むかと思いましたが
いやいや板どおしをつないる釘がもう錆びついていて
まったく抜けません、無理にやっても
途中できれてしまう始末。

つなぎ合わせている板をはずすだけもで
バールを使ったり、金切りノコを使ったりで、やっとこ解体

この大きさでもカットだけでもうヘトヘトに。
そして腰が悲鳴をあげてしまって
今日はここまで。

固定や磨きなどは次回ですが
板がだいぶ反ってしまっているので
天板と脚の繋ぎがそのままだとしっくりこないので
反りにあわせて削りなど、まだまだかかりそうです。

でも仮組みしてみると
渋みの効いた表情がとても素敵で
新居でも家族の思い入れのある花台として居座ってくれそうだと感じ嬉しくなりましたね。

体調が整ったら仕上げに向け
がんばりたいと思います。

(廻り階段部分の板)

(裏には段数の数字が)


(錆びついた釘抜きに苦労しました)


(まだ仮組みですが 階段の材だと家族の方もきっとわかってもらえると思います。)

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